今年の猛暑・・・
ずいぶん早くからクーラーをつける事になり、
こんなんあかんわ~。と、うちわを出してきました。
そこに在るだけで涼しげな風情が演出できるなんて、いいですね(笑)
こちらは元禄二年より京うちわを作り続けている
「阿以波」さんで求めたもの。
京うちわはとは「御所うちわ」をルーツに持ち、
うちわ面と柄を別に作り後から柄を差し込む「差し柄」
というのが特徴だそう。
うちわの骨となる竹の加工から紙の張り合わせ、仕上げまで
すべてを手作業で行われていて
材料も国産のものにこだわっているとのこと。
その柄の部分は木目も美しく手になじんで、軽く・握りやすく・扇ぎやすくなっています。
そして何とも意匠が美しい・・・!
私が持っているものは実用的なものなので、シンプルな片面透かし。
贈り物や飾りとして使われる”両面透かし”の見事なこと!
色使いも細工も素敵です。
こちらの写真は阿以波さんよりお借りしました。
こんなうちわをお玄関に飾ると、目にも涼しい夏の演出。
京都の町屋の上がりかまちであれこれ美しいうちわを広げて
選ぶのも楽しい時間です。
秋草の柄などもあるので、そちらも欲しくなりそうな・・・