物を集めることはあまりしないのですが、
自然と集まったものに、お箸置きがあります。
テーブルに季節感やテーマを出すのに、
お箸置きはなかなか使えます。
小さいながらも季節感やテーマを持ったものが多く、
会話のスパイスになりやすい。
お値段も手ごろで場所も取らない。
考えてみるといいことづくめ
その日の食事にあわせて、どれを使おうかしら・・・と
選ぶ喜びは、食卓を楽しくしてくれます。
数えてみたら20種類ほどでしたが、
全部はご紹介できないので気に入っているものをいくつかご紹介。
一番最近に買ったのは、
富士山型のもの。(ナゴヤトームのフェスティバルにて)
静岡県に住んでいるのだもの!という気持ちの表れです。
蛤型のものは、お雛様の時期やお魚メニューの時にちょうど良く、
櫻のガラスは長崎のもので色に一目ぼれ。
お箸置きだけでなく、ちょっと薬味を入れたりするのにも使えます。
一番、存在感があって気に入っているのは、
茶色で文様があるもの。瀬戸の陶器市で出会った作家さんのもので、
アジアっぽい食卓にも使え、大振りなのでナイフレストにもなります。
鳥型のものは韓国でその頭の丸みがあまりものかわいらしく買ったもの。
韓国のものなのでスプーンも乗せやすくなっています。
奥の花模様のものは、京都の食器屋さんで。
この食器屋さんで聞いたお話し。
昔
はお箸置きとはいわず、「箸枕」といったそうです。
いつからお箸置きと呼ぶようになってしまったのかなぁ・・・と
おっしゃっていましたが、確かに
「箸枕」という呼び方は、
お箸を使うことに精神性を見出してお箸を大切にしてきた文化と
気持ちが現れているような気がしますよね。
(といっても、あまり箸枕は通じにくいのでので、箸置きと言ってしまいますが)
テーブルの上では一番小さいアイテムともいえるお箸置きですが、
人を愉しませてくれる力は充分。
これからも良い出会いがあると、ついつい手を伸ばしてしまうのだろうな
と
思いつつも、楽しみでもあります。