あめ市・・・?!
松本に来てから初めて”あめ市”というものがあるのを知りました。
そういえば、家の近くに昔からの飴屋さんがあり、”飴専門店”!と驚いたのでした。
”松本あめ市”は430年ほど前から続く、新春のお祭りだそうです。
上杉謙信が武田軍に塩を送ったお話がありますよね。
その塩が松本に到着したのを記念して始められた塩市が
いつしか飴作りが盛んだったことから「あめ市」になったとか。
昔の資料のを見たところ、呉服屋さんの初市に人だかりや獅子舞と、
長い間形を変えながらも新春のお祭りとして続いてきたようです。
お祭りの少し前から飴を売り出したり、幟が上がったりと準備が始まり、
当日はお神輿に時代行列、お囃子も鳴りお祭り気分満載でした。
おめでたいずくしで、福飴に福だるまも。
だるまさん、こんなに並んでいるととっても可愛い!
連れて帰りそうになりました。
(主人からやんわりとストップが・・・)
飴というと甘酸っぱい果物の味のようなものを思い浮かべますが
古くからの飴屋さんで作られ売られているのは、
お米やもち米からできた自然な甘味の素朴なもの。
とても優しいお味です。
たくさんの人がどんどん飴を2つ3つと買っていっていました。
今回、気になってみたのはこちらの2つ。
山屋御飴所さんの”吟の露”
お酒にするお米を40%まで磨いて天然水とで作られています。
名前から想像したように、まるでフルーティーな日本酒のような
爽やかな香りと甘さで、口に入れるとほわぁ~と、溶けていきました。
こんな飴もあるんですね~
もうひとつは、
新ばし飴さんの
純米飴。
一休さんがなめていたような飴でしょうか?
餅米が材料でお砂糖は使われていません、自然の甘味で
マクロビオティックの方にも人気があるようです。
お菓子もしっとり仕上がると聞きました。
干しイチジクとクルミのケーキなんて合いそう・・・!
現在、松本で飴屋さんとして残っているのは
こちらの2件と
飯田屋さんの
3件とか。
長い間、知恵の詰まった飴を作り続けてきて、
それがお客さんとともにお祭りとして残っているなんて、
まだまだ知らない興味深いものがたくさんみつかりそうな、
新春の松本さんぽでした。
昔からのお店に混じって新しいお店ならではのもの。
tonicoさんという雑貨屋さんで”だるま市”が開かれ、
前から気になっていた塩尻のパティスリーichieさんとの
素敵な企画がありました。
この可愛いパッケージに入っているのは・・・
”新春ダルマカロン”
だるまさん型の可愛いマカロンも美味しくいただきました♪