先月は、いつもに増してチーズを楽しむ機会に恵まれました。
とても楽しみにしていたのが、
フランスMOF (国家最優秀職人賞) チーズ職人でいらっしゃる
エルベ・モンスさんとエティエンヌ・ボワシーさん
による”コンテ”の講習会。
チーズ職人って?と思われるかもしれませんね。
フランスには、チーズを作る人と買う人の間に熟成士の方が
職業としていらっしゃるのです。
コンテは大好きで食べ飽きる事がなく、よく口にするチーズです。
チーズができる土壌のこと、牛のこと、牛が食べる草花のこと、
土壌による違い、農家の方の経験・・・
今までにない詳しいお話を聞いて納得することがたくさん。
お話を聞いた後は、エルベ・モンスさんが熟成された
同じ時期に作られた工房違いの3種類のコンテをテイスティング。
こんなテイスティングのシートに従って、ハチミツ、花、ナッツなど
どのようなな香りがするかを数十種類の香りの表現の中からチェックしていきます。
3種類のコンテ、先に聞いたお話の環境に思いを寄せると
ずいぶんそれぞれに違った味わいを感じます。
同じ製法で作られていても、季節や土壌によって風味が違ってくるのはまさに農産物。
季節によって味わいが違う事ということは、
季節が巡ってくることも楽しみになるということ。
そんな風に楽しみたいなと思いました。
モンスさんの”これが理想的なバランス”と考えていらっしゃるコンテを
口にすることができたのも貴重な経験。
一流の方のエスプリに触れることができて、とても刺激になった時間でした。
この日は、周りの方はスーツの男性や食のプロの方も多くて、
お話もかなり専門的。
(持っていた一眼レフを取り出せる雰囲気ではありませんでした・・・と言い訳。)
こんな経験からエッセンスを抽出して、みなさんのレッスンでは楽しく
お伝えしていきたいと思います。
☆
次の日は打って変わって、和やかなフェルミエさんのランチ会に。
今まで手に入りにくかったスイス産のモンドールをたっぷり食べる会!
WBを間違った写真で見辛くごめんなさい・・・
直径30cmほど、重さは3kg近くもあるモンドールを12人ほどで
堪能する会です。
先日スイスのモンドール祭りにいらした本間社長のお話を
楽しく聞きながら、モンドールを食べる食べるっ。
計算すると、ひとり200g超?
最初はそのままの食感を楽しんで。
とても舌触りの良い、まさにカスタードクリームのような食感。
ミルクの甘い香りも漂ってきました。
残り半分は、焼き?モンドールに。
これが、また違ったふわっとした食感でとても美味しいのです。
熱々を頬張り、大きなモンドールもすっかり空っぽに。
スイス流で、たっぷりのモンドールの他はお野菜とパンのみ。
(スイスではお野菜がなく、ほんとにパンとモンドールだけだったそう・・・)
それでも、参加されたみんなが心もお腹も満たされて笑顔になる
楽しいイベントでした。
こんな大きなチーズは、大勢で楽しむ醍醐味ですね。
☆
そして最後になりましたが、秋に行われた「チーズ検定」
いつもチーズレッスンに来てくださるお二人が見事、
合格されました♪♪♪
合格、おめでとうございます!
ご主人がワイン屋さんでいらっしゃる
茶柱さん。
まさにワインとチーズのマリアージュ♪
レッスンを始めた頃は、チーズ好きの方が増えてくだされば
いいなぁとは思っていても、検定を受けてくださる方までは
想像していませんでした。
検定といえども、なかなか本格的と評判のチーズ検定。
お一人は、なんと満点☆もうお一人も70点中66点という好成績!
お仕事に忙しい中でも勉強をなさって、何よりチーズを好きになり
楽しんでくだってありがとうございます。
これからも一緒にチーズの世界を楽しんで、人生をより豊かに
していきたいですね♪
お付き合いのほどよろしくお願いいたします☆