信濃大町にある
北安醸造さんの蔵見学にと出かけてきました。
今の時期は新酒造りでお忙しい大事な時期ですが、
社長さん、杜氏さん、蔵人さんみなさんでご案内くださいました。
表には蒼々とした杉玉。
こちらは先代の杜氏さんが作られたそうです。
お酒が造られる工程を順番に案内してくださいます。
こちらはお米を蒸す大きな釜。
この日はなんと後でお餅つき!そのためのもち米が蒸されて
すごい勢いで蒸気が上がっています。
どんな風になるのか楽しみ~
二階にあがると、大正12年につくられた梁が立派な建物。
お米作りで一番大切ともいわれる「麹」をつくる麹室があり、
その前にはお酒の神様、松尾大社が飾られています。
前日には新酒を出荷され、従業員のみなさんでこの神様の前でお祝いを
されたそうです。
その大事な麹、手作業で作られています。
このように休んでいる麹、とても綺麗です。
少し食べてみると、ほんのりと甘さがありました。
仕込みのタンクを覗いてみると、ブクブクと醗酵していて音が聞こえます。
醸してます~。生き物って感じで楽しい!
その後は、まさにしぼりたて。
お酒と酒粕に分かれる機械のところで
しぼりたてのお酒を頂きました!
酒蔵見学ならではです。
まだピリピリと発泡した部分もありながら、
何よりもフレッシュ!
体にすっと入っていくような美味しさを感じました。
そして、その同じお酒を3日間タンクで寝かせたものも頂き、
3日間でこんなに変るものかとの驚き。
さて、その後は蒸しあがったもち米でお餅つき!
できたてのお酒につきたてのお餅、
さらに自家製のお漬物や鴨汁まで~
冷えた体もすっかり温まりました。
貴重な時間と場所を提供してくださった
北安醸造さん、ほんとうに楽しいイベントをありがとうございました。
作っている現場を見せていただけるのは、楽しくて勉強になります。
みなさん、とてもよい雰囲気でお酒を作っていらっしゃるのが
伝わってきて、北安さんファンになった一日でした。
いつも日本酒ツアーにご一緒してくださるみなさんに
感謝!ということで、この日は見学の後、さらにお家で日本酒の会。
菊菜のごまよごし、赤カブの浅漬け、切干大根のはりはり漬け、
べろべろ(えびす)、長芋の青唐味噌焼き、れんこんきんぴらの春巻き、
塩豚の香味野菜、小芋饅頭の蟹あんかけ、鮭の腹子ごはん。
と、ひたすら日本酒に合う小料理屋風メニューです(笑)
どうぞ来年も、おいしい信州のお酒、みなさまお付き合いくださいね。